字が上手な子どもができている3つのコト

コラム

大人になると一目瞭然で分かる字の上手い下手。でもこれ、字を書き始めてまだ間もない小学生でも差が歴然と表れていると思いませんか?

それはなぜなのでしょうか。一体、いつから字を上手に書ける子となかなか書けない子の差は広がっていくのでしょうか。

実は、0歳の頃からの過ごし方でその違いは表れていくのです。

もちろん0歳から始めないと遅いということではありません。

でも、今回ご紹介することをなるべく小さいうちから意識することで、将来お子さまが字で困らないように導いてあげることができます。

そして字だけにとどまらず、お子さまの発達全体に嬉しい効果をもたらすことができるのです。

今回は、当教室で取り入れていることもご紹介しながら字を上手に書いていく上で大切な3つのコトをお伝えしていきます。

①手指を上手にコントロールすることができる

字を書く上でまず大切なことが、「手指を上手にコントロールすることができる」ということ。

大人になってからも、この線をまっすぐ書きたいのになかなか書くことができない・・・とう経験のある方は多いと思います。

昔に比べて圧倒的に書く機会が減ってしまったということも大きな要因。

では子どもの場合、手指の上手なコントロールができない原因は何なのか?

それは、小さい頃に手や指をつかった遊びをする機会が少ないということが大きな原因です。

今はとても便利な世の中になり、つまんだり・引っ張ったり・ひねったり・・・そんな動作をほとんどしなくても生活していけることに私たち大人も慣れてしまいました。

外遊びの時間が減ったことも大きな原因ではないでしょうか。

外に行けば砂場があったり、花や草に触れてみたり・・・貴重な経験をたくさんさせてあげることができます。

赤ちゃんがよくするティッシュやおしり拭きシートを次々と引っ張り出す遊びも、手指の発達にはとても大事。

小学生前後のお子さまにとって1番身近な手指を使う機会が、まさにお箸を使うこと。

これはえんぴつの持ち方にも直結していくため、当教室では毎回のお稽古の中にお箸の練習も取り入れています。

②お手本を見て手と目を協調させることができる

次に大切なのは、「手と目を協調させる」力。

これは日常生活の多くの動作で必要とされている力です。

字を書くことに関していうと、お手本の字を見て目で情報を得て、それを見たまま手を使って書いていくという一連の流れ。

字を書くことだけではなく、お箸を持つ、絵を描く、工作をする、スポーツをする・・・などさまざまなことに大切になってくる力です。

当教室では、この力を養っていくために「点描写」もレッスンの中で毎回取り入れています。(小学校低学年まで)

小学校受験を経験したお子さまには馴染みのなるものですよね。

この点描写は一見簡単に見えますが、お手本と同じように点を繋いでいくという作業は子どもにとってなかなか簡単にできるものではなく、まさに手と目を強調させていく練習に最適なのです。

③書くときのリズムを知っている

最後は、「書くときのリズム」。

音楽でリズムが欠かせないのと同じように、実は字を書くときもこのリズムを感じるということはとても大切です。

なぜなら字には”つながり”があるから。

これを知らずにただ線を追うように書いていると、きれいではあるけれどもいつまでのぎこちなさの残る字となってしまいます。

また、丁寧にゆっくりだと上手に書けるのに、急いで書くとまるで読めない字になってしまうことも。

これはお子さまにとっても将来ストレスとなりますよね。

そうならないためにも、小さい頃から書くときのリズムを知っているということは非常に大切です。

そのリズムを知っていくためには、毛筆がやはり効果的。

トン、スー、トンというリズム。

そして払いやハネの時に一点集中をして1つ1つの線を丁寧に書いていくこと。

毛筆で自然と字を書くときのリズムを身につけていくことが、知らず知らずのうちにえんぴつで書く際にも生きてくるのです。

そして、どの力がお子さまに今大切かというのはやはりお子さま1人1人を観察してあげることが必須となります。

それぞれのお子さまに合わせた指導を毎回のレッスンの中で取り入れていますので、我が子はどうなのだろう?と気になった方はぜひ一度体験レッスンにお越しくださいませ^^

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