子どもたちにレッスンをするとき、私はよく「背中ピーン」という言葉をかけます。
大人もそうですが、書くことに集中していくとつい顔が机に近づいて背中が丸くなっていってしまいますよね。
顔が紙に近づいていくと書いている全体が見えなくなり、どんどんと字が曲がったり字の大きさが揃わなかったり…なんてことが起こります。
また、良い姿勢というのは脳にもとても良い影響があるのだそうです。
背筋をピーンと伸ばすと脳が覚醒し、短期的な記憶力が高まるのだそう。
短期的な記憶力=情報処理に必要な力です。分かりやすくいうと、英単語などを覚える学習に使う力。
この短期的な記憶力は、字を上手に書くためにも非常に大切な力です。
字が上手な人は、お手本をよく見てその形を自分でも書く力、そして美しく書かれたお手本の字形が無意識に頭の中に残っていることで、その記憶を引き出し自分でも美しい字を書くことができます。
書くことと脳は直結しているのです。
ご家庭では、あまり口うるさく言っても「うるさいなー!」なんて言われることが多くて聞いてくれない…という方も多いのではないでしょうか。
教室では、強制的に姿勢をよくさせるのではなく、子どもたちが段々と自分でも背中ピーン!に気づいてくれるような声かけをしていきたいと思います。
お子さまの姿勢、少し気にされてみてください^^
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